赤ちゃんの頃って、体重の増加に敏感になりますよね。
うちの子はというと、おっぱいもよく飲み、ぐんぐん体重が増えました。
こう書くと一見順調ですが半年経った頃には、なんと10キロ。
1歳の平均も超える大きな子になったのです。
小さすぎても不安ですが、大きすぎても不安なもの。
なのに周りに、小さいことに悩むママはいても、大きくて悩むママはいませんでした。
そこでこの記事では、大きな赤ちゃんの子育てで、悩んだこととその解決法をお話しします。
誰かと気持ちを共有したかった、わたしのようなママさんに読んでもらえたら嬉しいです。
目次
息子の体重はこうして増えていった
息子は生まれた時は体重3142g、身長50cmと特別大きくありませんでした。
むしろ産後すぐは授乳がうまくいかなくて体重が減り、ヤキモキしたくらいです。
ただ先生や助産師さんに「手足が大きい」と驚かれたので、思えばこれがフラグだったのでしょう。
授乳がうまくいくようになると、1日約50gのペースで増えていき、
5キロ(1ヶ月健診)→8キロ(3・4ヶ月健診)→10キロ(6・7か月健診)
と半年後に10キロの大台を超えました。
こんなことで迷った・悩んだ
両手が腱鞘炎になった
初めての子育てで慣れていない抱っこに、息子の重さが加わって、産後すぐ腱鞘炎になりました。
手首の痛さだけでなく、指も日に日に曲がらなくなり「このままだと全く動かなくなるのでは」とかなり焦りました。
でもどこで見てもらえば良いものなのか、初めてなので分かりません。
整形?整骨院?接骨院?と迷った結果、ご近所の少し大きめの病院へ。
受付で症状を説明して、整形外科で診てもらうことになりました。
レントゲンも念のためとった結果、症状の軽い「ドゲルバン病」ということでした。
産後のママさんに多い腱鞘炎なのだそうです。
注射やテーピングなどで治す方法もあるようですが、わたしは程度が軽かったので、処方された塗り薬で回復できました。
洋服やオムツのサイズアウトが早かった
身に着けるもののサイズアウトのペースがともかく早かったです!
洋服は実際の月齢に比べてひとつ上のサイズを着せることが多かったです。
最初は目安より大きい服を着せても良いのかなと悩むこともありました。
良いも悪いもないのですが、平均からはみ出すことに必要以上にドキドキしたんですよね。
そして50~60cmの可愛い服やスタイは、着せる間もありませんでした…。
服と同じくオムツも、新生児・Sサイズはあっという間にサイズアウト。
たまたま買いだめせずにいたので、無駄にすることがなかったことはラッキーでした。
悩みを共有できる人がいなかった
最初にも書きましたが、これが意外と辛かったです。
身近に子どもがいる人がいなかったわたしにとって、Twitterは心のよりどころでした。
同じ月齢の子がいるママさんたちが、自分と同じように悩んでいる姿に励まされていました。
だけどそのうち、他のママの悩みは「体重が増えない」「母乳を飲まない」が圧倒的に多くなりました。
体が大きいということは、それだけ順調ともいえます。
「母乳を飲ませすぎて太らせているのかも」という悩みをツイートしたら嫌な思いをする人がいるかも。
そう思うと何もつぶやけませんでした。
検索してみても、体が大きすぎることで悩んでいる声は意外と見つからず。
専門家の先生の「しばらくすれば体重増加もおちつく」なんて言葉も、当時は信じられませんでした。
大きな子を育てるちょっとしたポイント
アイテムを使って抱っこを楽にする
腱鞘炎になってからは「サポーター」「抱っこひも・おんぶひも」を積極的に活用して、抱っこを楽にしていきました。
サポーターは、近所の薬局で旦那さんが買ってきてくれたバンテリンのもの。
バンテリン コーワ サポーター 手首専用
ほどよい締めつけと固定感で動かしやすく、抱っこはもちろん、つけたままの家事もしやすかったです。
別のものも使ってみましたが、固定が強すぎるとかえって手首に負担がかかる感じがしてやめてしまいました。
サポーターの色はわたしの使った黒以外にも、可愛いピンクや目立ちにくそうなシルバーグレーもあるようです!
それから何故か外で使うと決めてかかっていた、抱っこひもとおんぶひも。
家でも使ってみると、負担が分散するのでとっても快適でした♡
特におんぶは抱っこよりも寝つきが良く気持ちの上でも楽になりました。

おんぶひもは体の前が開くので家事もしやすく、オススメです!
ちなみにわたしは、母が買ってくれた「昔ながらのおんぶひも」を使っていました。
昔ながらのおんぶひも
サイズが少し大きい服を用意する
半年頃から1歳をすぎた今まで、1番よく着せていた服のサイズは70・80cmでした。
事前に服を買う時、長く着せたいなら大きめの方が良いかもしれません。
2,3ヶ月頃まではお出かけの機会も少なかったので、ぶかぶかのサイズ(60・70)を着せて様子を見ることもよくありました。
オムツのサイズアップはゴムの跡がついたら
意外と迷うオムツのサイズアップのタイミング。
我が家は「足にゴムの跡がついているか」を基準にしていました。
結果として、目安の体重の上限よりも-2キロくらいでサイズアップが多かったです。
例えばSサイズなら8キロまでが上限ですが、我が家は6キロくらいでゴム跡がつき、Mにしました。
ちなみに我が家のオムツはパンパース。
公式サイトでも、ゴム跡がつくかどうかが判断のひとつとして紹介されてました。
パンパース おむつのサイズアップのタイミングや目安について
自分の母子手帳を参考にした
意外と頼りになったのが、私が赤ちゃんの頃の母子手帳でした。
「大きな子だった」と言っていた母の言葉を思いだし、見てみてるとなんとわたしと息子の体重の増加スピードがほぼ同じだったのです。
それからは息子の体重が増えると、自分の母子手帳と見比べて「まだ大丈夫、こういう子もいるんだ」と心の支えにしていました。
不安なことがあった時は旦那さんや自分の赤ちゃんの頃を振り返るのもアリかもしれません。
NHK「すくすく子育て」で知った大きな子の体のこと
ある時、NHKの子育て番組「すくすく子育て」で、子どもの体の大きさで悩む人向けの特集をしていました。
NHK Eテレ すくすく子育て「ウチの子 大きい?小さい?」特集
その中でお子さんの体が大きいことで悩むママさんも登場。
- 8カ月で10キロ超え
- 生後2ヶ月には成長曲線を超えていた
- 離乳食はあまり食べず、母乳はたくさん飲む
母乳を減らした方が良いのかという悩みに対し、専門家の先生の回答が「早く知りたかった~!」という内容だったのでご紹介しますね。
赤ちゃんの肥満は水太りのようなもの
なんと、乳幼児期の体重は70~80%が水分なのだそう!
つまり体が大きい=水太りしているような状態なので、大人の肥満とはそもそもしくみが違うとのこと。
ハイハイが始まると体重増加が落ち着くというのは、筋肉がつくことで、水分以外の成分が増えるからという理由でした。
息子もズリバイやハイハイが始まったことで運動量が増えて、体重の増加は落ち着きました。
1歳4か月の今は体重は11キロ。
生後半年から1キロしか増えていません。
成長曲線は基準ではなく平均
成長曲線はその枠に入っていなくてはいけない基準ではなく、あくまでも平均。
赤ちゃんが100人いたら94人は枠の中心あたりに、3人は枠の下の方、残りの3人が枠の上の方にいる、ということを表したものだそうです。
大切なのは枠内におさまっているかではなく「その子なりに成長しているかどうか」
それを知ってからはあまり成長曲線を意識しなくなり、ストレスがかなり減りました。
おわりに
見た目には順調そうに見える大きな子の子育て。
だからこそ周りに相談しにくかったり、悩んでいることを気づかれにくかったりということもあるのではないでしょうか。
特に初めての子育ては、平均よりもはみ出てしまうことにとてもドキドキしますよね。
それは小さな子だけでなく、大きな子にも言えることだと思うのです。
この記事を読んで、少しでも不安な気持ちが解消できたら嬉しいです。