図書館

意外と知らない図書館司書ってこんな仕事

ぽっけ
ぽっけ
こんにちは。ぽっけ(@manmaru_pokke)です。

「図書館司書」というと、みなさんはどんなイメージをもっていますか?

おとなしそう?暗そう?のんびり仕事してそう?眼鏡かけてる人が多そう?

実はそんなことはありません!(眼鏡の人はいますが)
ほぼ接客業で、イベントも多いからか明るく社交的な人が多いですし、重いものをもつ場面も多くて体力勝負な職場です。

というと、ちょっと意外でしょうか?

この記事では元・司書のわたしが実際の仕事内容をご紹介します!

図書館に普段来て下さる方は「こんなことしてたのか」と雑学がわりに、司書を目指している方は「こんなはずじゃなかった!」と将来ならないために(笑)読んでみてください。

図書館司書って普段何をしているの?

図書館司書の仕事といえば「カウンターの貸出・返却」「書架(しょか:本棚のこと)整理」「おはなし会で読み聞かせ」が思い浮かぶかと思いますが、実際はもっと様々。

ぽっけ
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のんびりカウンターで座ってるだけではないんです!

「資料の購入」のようなイメージできるものから「ブックトーク」のようなちょっと分からないものまで、一部ではありますが、ご紹介していきましょう。

図書館に置く資料を選定

図書やCD・DVDなどの資料を担当者による会議などで選んで購入します。

資料を選ぶ時は、
・専門的すぎない(ただし中央館ではそういう資料を置く場合もある)
・内容が偏りすぎない(特に政治や医療・健康などは注意がいる)
を前提として、よく貸出されたり質問されたりといった利用者さんのニーズのあるもの、書架整理をして手薄に感じたジャンルを選びます。

新刊ばかりでなく、既に出ている本でも良いものは購入することがありました。

ぽっけ
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日々の仕事の中で得た実感がとても大切でした

また賛成・反対が分かれるテーマの本は、どちらの意見も置くようにします。
極端な場合は除き、賛成・反対を決めるのは利用者さんであり、そのために分け隔てない情報を用意するのが図書館だからです。

それから利用者さんからのリクエストで購入することもありました。
リクエストは利用者さんのニーズを知ることが出来るため、とてもありがたかったです。

ぽっけ
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自分が購入した資料を借りてもらえると「ありがとうございます!」と思わず声をかけそうになりました

破損してしまった資料の修理

たくさんの手に渡るうちに資料は劣化してしまうので、状態に応じて修理をします。
ページが破れる・取れるは日常茶飯事、セロハンテープのように劣化しない専用のテープを貼って修理します。

水濡れも程度が軽く、部分的なものなら綺麗にできる場合もあるんですよ(もちろん濡れないのが一番です!)
国立国会図書館で紹介している「水にぬれた資料を乾燥させる」やり方

破損の理由は色々あって、水たまりに落としたとか、赤ちゃんが破いちゃったとか、犬が噛んで穴が開いちゃった(!)とか・・・。

ぽっけ
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あまりに酷い状態だと弁償になる場合もあるので大切にご利用ください~!

近隣の学校へ資料の貸出・ブックトーク

小・中学校から依頼を受けて、図書室では足りない資料の貸出やブックトークを行います。

ブックトークとは例えば「進路に悩んだ時に読みたい本」など、ひとつのテーマに沿った本を何冊か、順序だてて紹介すること。
部活に塾にと忙しく、活字離れしている子たちも飽きてしまわないよう、時にはクイズを交えたりして本を紹介します。

1回のブックトークが大体20分~30分、それを4クラス分などやった日には半日がかりなことも。
終わる頃にはヘトヘトでしたが、子どもたちが紹介した本をワイワイと読んでくれたりすると、とっても嬉しかったです。

イベントの企画・運営

子ども向けのイベントだけでなく、中高生や大人向けのイベントなど、司書は1年中様々なイベントを企画・運営しています。

おはなし会やブックトークのような、図書館らしいイベントはもちろん、時には図書館”らしくない”イベントをすることも。

ぽっけ
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わたしのいた図書館では、色々と理由をつけて(笑)大人向けにヨガをやり好評でした

図書館へ足を運んでもらうためのアピールも司書の大事な仕事です。

おとなしくしてはいられない司書の意外な一面

図書館司書が題材のドラマ・小説をみると、眼鏡をかけて黒髪でおとなしくって、なんてキャラ設定が多いですが、実際はそんな人ばかりではありません。

ぽっけ
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おとなしくっては図書館司書はつとまらない!

実際に働いてみてわかった、司書の意外な一面をご紹介します。

コミュニケーション能力が必要

カウンター業務はコミュニケーション能力が大切です。

自分の欲しいものを正確に相手に伝えるのって、実は結構難しいもの。
例えば「うさぎの本」が読みたいと思った時、
・うさぎの種類が知りたいのか
・うさぎの飼い方が知りたいのか
・うさぎが出てくる物語が読みたいのか
など、考えられるパターンがたくさんあるのに質問するときは「うさぎの本ありますか?」だけになってしまう、なんてことがあります。

“利用者さんが思っているうさぎの本”をきちんと提供するためのコミュニケーションは欠かせません。

実は力仕事が多い

引っ越しの時に段ボールに本をたくさんつめすぎて、持ち上げられなくなった経験はありませんか?

1冊ずつは軽い本ですが、それが何十何百とまとまると、すご~く重たい!
本の返却をする時や他の施設へ資料を送る時など、そんな重たい本の本の荷下ろしがしょっちゅうあります。

ぽっけ
ぽっけ
のんびりできると期待して職場体験に来た学生さんは、この作業の末に帰る頃にはヘロヘロでした(笑)

カウンターも土日の閉館間際は1時間座る間もないくらい忙しかったり、書庫の資料の閲覧希望を受けて、書庫のある上の階まで階段を駆け足で往復したりと、実は体力勝負な仕事です。

人前によく立つ

おはなし会で読み聞かせ、学校でのブックトーク、図書館主催のイベントで司会進行など、実は人前に立つ機会がよくあります。

ぽっけ
ぽっけ
事務作業の多い担当だったわたしですら、ブックトークをする機会が何度もありました。

中でも児童担当は読み聞かせ・手遊び・人形劇など、利用者さんの前で歌をうたい一緒に遊ぶので、いちいち恥ずかしがっている場合ではありません!
仮装も結構あるあるで、男性職員はクリスマス会にはサンタクロースの仮装を頼まれがちです(笑)
普段はクールな職員さんも、そういうときは自分の中のスイッチをON!で乗り切っていました。

おわりに

図書館の仕事は「のんびりしてそう」で司書たちは「おとなしそう」
そんなイメージは少し払拭されたでしょうか?

“図書館の資料と利用者さんをつなぐ“のが図書館司書の仕事です。

利用者さんのニーズに応えるため、まだ知らない面白い資料に出会ってもらうため、日々頑張っている司書へ少し思いをはせてもらえたら嬉しいです。

ぽっけ
ぽっけ
司書に興味のある方向けに、待遇や司書にはどうやったらなるのかなどもお話しできたらと思ってます