絵本

図書館司書が伝えたい絵本の読み聞かせをするときのポイント【0歳・1歳編】

こんにちは。元・図書館司書のぽっけです。
出産を機に退職するまで7年間、図書館で働いていました。

司書として「自分の子どもに本好きになってほしい」方へオススメしたいのが「絵本の読み聞かせ」です。
最近ではアプリもありますし、図書館でもイベントとして読み聞かせはしています。
ですがわたしとしてはお家での読み聞かせが一番のオススメなのです!

今回はその理由と初めて読み聞かせをするときに知っていて欲しいポイントをお伝えします。
すっかり絵本好きに育ちつつある我が家の息子(1歳)へ読み聞かせた時の話も一緒にご紹介しますね。

ぽっけ
ぽっけ
大切なのは「絵本は楽しいもの」と知ってもらうことです

お家での読み聞かせをオススメしたい理由

子どもは大好きな人と読んでいるから“楽しい”

お家の読みきかせをオススメしたい理由はコレです。
0歳~1歳の子はまだひとりで絵本は楽しめません。お子さんが楽しいのは絵本が面白いからではなく大好きなお父さん・お母さんが読んでくれているから楽しいのです。なのでプロのように上手に読めなくても大丈夫です。ぜひ体を寄せて、自分の声で読んであげて下さい。

絵本を選ぶ時のポイント

オススメは“自分が好きな本”

利用者さんから「オススメの絵本は?」と聞かれた時、わたしが決まって答えていたのが「自分の思い出の本や好きな本を読んであげてください」です。
自分が楽しい本を読むと、その楽しさが自然とお子さんにも伝わります。
小さい頃好きだった思い出の本や表紙でピンときた、CDでいうところのジャケ買い(図書館ではジャケ借り?)した本を読んであげて下さい。

ぽっけ家の場合:発達に合わせて読み方が変化していった

ちなみにわたしがジャケ買いしたのは『ぺんぎんたいそう』という本です。
齋藤 槙/作の『ぺんぎんたいそう』
ちょっとリアルだけど、ほんわかしたイラストが可愛くて一目ぼれしました。

ぽっけ
ぽっけ
内容のわからない息子をよそに最初はわたしひとりで楽しみました。笑

その楽しさが伝わったのか、いまは自分から体を動かしていっしょに体操をしてくれます!

迷った時は定番本を読もう

絵本は一般の本に比べ、何十年も前から読み継がれている定番ものがたくさん存在します。

ぽっけ
ぽっけ
絵本作家はなりたい人は多いけれど、定番本・作家さんが強すぎてなかなかなれない、という話も。

まさに間違いのない王道のものたちばかりです。
図書館では月齢ごとのオススメ本をまとめたブックリストがあります。
お近くの図書館にもあるはずですので、ぜひ一度見てみてください。
参考に、東京都立図書館で紹介しているのはこんな感じです↓
東京都立図書館 ウリボウのすすめ
リストを見ているうちに「そういえば昔読んだかも?」「好き!」と思える本に出会えるかもしれません。

読み聞かせる時のポイント

絵本で「言葉のシャワー」を浴びせよう

0歳の頃は絵本を読んでみても興味を示さなかったり、反応がなかったりで「これで良いのかな」と思うかもしれません。そんな時は「言葉のシャワー」を浴びせるつもりで、構わず読んであげて下さい。
絵本が楽しめるようになるまでには時間がかかります。繰り返し読むうちに少しずつ興味がわいてきますので、まずは気負わずに気楽に読み続けてみましょう。

自由に読んで楽しい読み方を発見しよう

0~1歳向けの本はまだストーリー性はまだそれほどありません。なので頭から順番に読まなくても大丈夫です。お子さんが楽しそうであれば、1ぺージだけ繰り返し読んでも、行ったり来たりしながら読んでも良いのです。
本来の楽しみ方とは違ったとしても、まずはこの本を読んでみようと思えるとっかかりを見つけることを意識してみましょう。

ぽっけ家の場合:歌をきっかけに絵本に興味を持った

新しい読み方を発見した本が『だ~れだ?』です。
ヒド・ファン・ヘネヒテン/文・絵 たけうちとしえ/訳の『だ~れだ?』
0歳な向けなものの、やや文章量が多く息子はすぐに飽きがちでした。
何か息子の心にひっかかるものは…と読み返すとぺんぎんのページが。

ぽっけ
ぽっけ
息子はEテレの影響でぺんぎんが気になっていました。

そこでぺんぎんの出る歌を歌いながら、ぺんぎんのページだけを何度もめくると息子は大笑い。その日を境に他のページも読めるようになっていきました。

1冊の本を繰り返し読んでみよう

これは先輩司書から言われたことなのですが、色々な本を読むことと同じくらい、1冊の本を繰り返して読むことも大切です。
同じ本を何度も読みたがるのは楽しかった記憶の追体験という話もあるそう。

ぽっけ
ぽっけ
つまり子どもの中で絵本=楽しいという気持ちが芽生えはじめた証拠です♬

大人は同じ本で飽きてしまうかもしれませんが(小声)「また読むの?」と思う気持ちをぐっと堪えて(笑)何度も読んであげて下さい。

ぽっけ家の場合:体の発達に合わせて読み方が変化していった

子どもの“楽しい”ポイントは日々変化しています。
息子は特に『ごぶごぶ ごぼごぼ』という本への反応がどんどん変わりました。
駒形克己/作の『ごぶごぶ ごぼごぼ』

変化の過程はこんな感じです↓


まったく興味を示さない(読み始め:3カ月頃)

穴の開いているページからわたしが指を出すと触る

くすぐられるのが面白くなった頃から「さわ さわ」という音が気になる
(音がこそばゆいようでした)

「ど ど どおーん」などわたしが段々大きな声で読むと笑う

手先が器用になり、積極的に自分からページをめくる。
お気に入りのページを何度も読みたがる。

丸のイラストにタッチする(現在:1歳) 

ハイハイができるようになるなどの体の発達に合わせ興味を持つポイントが変化しました。
ぜひ「今日はどんなところが気になるのかな」とお子さんの様子を観察してみてください。

絵本の読み聞かせはお子さんとのコミュニケーションのひとつになります!
ぜひ気軽に楽しんでみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。